コーヒーもう一杯 vol.34

2024年10月20日(日)
11:30 開場


名古屋市伏見・ローリングマン

予約 2500円
当日 3000円
共にランチセット付き
(ドリンク別途オーダー要)

LIVE

Menow
百瀬歌鈴 (matatapia)
muui


DJ

Noda’s Rockin’ Blues (珈琲マインド)

正直なところ、事前の集客が芳しくなかった今回の「コーヒーもう一杯」
僕はもちろんのこと、各出演者による必死の宣伝が功を奏してお客さんも集まり、結果的には子供たちも楽しめるハッピーなイベントになりました。

ライブの1番手は、この日の出演者の中では唯一「コーヒー」出演歴がある muui さん。
前回は鍵盤奏者とのデュオだったが、今回はギター弾き語りのソロスタイル。
ゆるいエフェクトをかけたアコースティック・ギターの旋律は水色の響きを伴い、そこにクールでエモーショナルな彼女の歌声が響き渡る。
MCは言葉少なげだけど、感情溢れる歌は饒舌で、その表現力で観客の心を見事に掴んでいるように見えた。

2番手は、静岡のポップユニット matatapia のヴォーカリスト・百瀬歌鈴さん。
実のところ、バンド活動を主軸にしソロでのイベント出演をあまりされていない(ように把握している)彼女を、僕は少しだけ「大丈夫かな?」と思っていたけど、ライブが始まってその杞憂はすぐに霧散した。
アコースティック・ギターを抱えて感情豊かに歌う姿は、なかなか堂に入っている。
ライブ合間のMCによると、matatapia 結成以前は、高校生の頃から弾き語り活動をしていたとのこと。道理で。
そして、このMCがやたらと語り上手なのに妙に感心した。リハの時などの話しぶりだと口下手に思えたものだけど。
しかし、彼女の最大の魅力はやはりその卓越した歌の表現力で matatapia の楽曲同様、弾き語りでも(だからこそ、か)その惹きつける力はいささかも損なわれない。

トリは、アコースティック・サウンドをシューゲイズにドリーミーに表現する男女デュオ・Menow
ギターの旋律とエレクトロな音色で織りなす音世界とポエティックな歌で、聴くものを夢心地にさせる生演奏は、緻密に制作された音源とはまた別種な魅力を放つ。
結成当初からライブを観ている自分としては、以前は緊張感を孕んだ重厚な音で圧倒していたその演奏は、今は随分とすっきりまとまって、多幸感溢れる軽やかさを身につけたように思えた。

以上、クオリティの高いライブアクトもさることながら今回お客さんを楽しませてくれたのは、会場・ローリングマンのランチセット。
ボリュームたっぷりのジューシーなガパオライス・プレートに加え、食後にはデザートのショコラケーキも。
これが付いてドリンク代含め3,100円のライブイベントなんて、とても魅力的だと思いませんか?

DJ セットリスト

Care Of Cell 44 / The Zombies
All For Love And Love For All / The Lilac Time
瞳を閉じて / 荒井由実
Funny How Love Can Be / Chad & Jeremy
I’m Waiting For The Day / The Beach Boys
It Won’t Always Be The Same / The Millennium
Both Side Now / Judy Collins

Good Thing / The Woodentops
Big Saturday / The Jazz Butcher
The Boy With The Thorn In His Side / The Smiths

み空 / 金延幸子
Voyage Into The Golden Screen / Donovan
I’ll Be Your Mirror / The Velvet Underground
やさしさに包まれたなら / 荒井由実

You Can’t Always Get What You Want / The Rolling Stones
The Whole Of The Moon / The Waterboys
Over The Hills And Far Away / Led Zeppelin
In My Life / The Beatles
Just Like A Woman / Bob Dylan