「コーヒーもう一杯」大阪編 2024 at 雲州堂、どうもありがとうございました!
ご来場いただいたお客さん・出演者の皆さん・雲州堂の皆さん、そして現地での調整に尽力していただいた冬支度・安田さんに、心より感謝申し上げます。
雲州堂は、明治時代に建てられた蔵を改装した独特の雰囲気を持つダイニング&イベントスペース。
歴史を感じさせる木組みと柱が印象的で、秋が深まり肌寒さが増すこの季節にぴったりの場所。
会場では多くの方が、唐揚げ定食やしらす丼、キーマカレーといった美味しい料理を、お酒片手に楽しんでいました。
今回は、「コーヒー」大阪編の毎年のホスト役・冬支度に加えて、東京のフライダーズ、京都のCHAINSという、いつになくロックなラインナップ。
トップバッターを飾ったのは、ギター・ドラム・フルート&アコーディオンというアコースティックな編成でお馴染みの冬支度。
この日はサポートのピアニスト・キタサトシュウさんを加えた4人編成で、僕個人としても思い入れの深いブレッド&バターの名曲「魔術」をしっとりとしたアレンジでカバーし、深みのある音色が会場を包み込みました。
60~70年代の邦楽や洋楽ポップスにインスパイアされた彼らの穏やかな曲調は、バンド名どおりにやはりこの季節に聴くのが一番染みる。
晩秋の午後に、心地よい余韻を残していきました。
続いての登場は、東京を拠点に活動するロックバンド・フライダーズ。
ギター&ヴォーカル・佐藤ユウキさんが奏でる12弦ギターのカラフルな音色が印象的で、70年代ロックのフィーリングを強烈に感じさせるブルージーなギタージャムが蔵を揺らす。
昨年3月に名古屋で行われた同イベントでの出演時と比べて今回はラフでワイルドな仕上がりを見せ、はっぴいえんど直径の侘び寂びを感じさせる詩世界との対比が見事でした。
最後にステージを飾ったのは、京都を拠点に活動する5人組ルーツ・ロック・バンド、CHAINS。
30年近いキャリアを誇るベテランらしい圧巻のパフォーマンスで、70年代アメリカン・ロックの影響を感じさせるグルーヴィーで乾いたバンドサウンドはさながらリトル・フィートのよう。
そして、ヴォーカル&ギターの新村さんが愛するニール・ヤングのスピリットを感じさせる荒涼とした質感の歌声と叙情的な日本語詞が、観客の心に深く刻まれたようでした。
ライブの合間は主催者である僕(Noda’s Rockin’ Blues)がDJを担当。
今回は、ロック色の強い出演者達に敬意を表し、日本のロックを中心とした選曲でお届けしました。
サニーデイ・サービスやゆらゆら帝国、フラワーカンパニーズといった90年代のアーティストの楽曲が中心で、会場に懐かしさと新鮮さが交錯する空気を生み出したつもりです。
そんなわけで今回の大阪編も、音楽と食事、歴史的な空間が一体となり、参加者全員が心温まるひとときを共有することができました。
このイベントが、参加してくださった方々にとって、日常を彩る特別な一日となっていたら嬉しい。
改めて、ここにいた皆さんに感謝。
そして来年の「コーヒーもう一杯」大阪編で、またお会いできることを心より楽しみにしております。
DJ セットリスト
ウサギのバイク / スピッツ
白い恋人 / サニーデイ・サービス
一滴 / 夢見る港
風をあつめて / はっぴいえんど
GOOD MORNING GOOD MORNING / Original Love
約束の橋 / 佐野元春
恋のかけら / 奥田民生
ドアをノックするのは誰だ? / 小沢健二
冬のにおい / フラワーカンパニーズ
「戦国乱世」のHillbilly / コモンビル
国境を越えて / PLAGUES
ツイスト / The High-Lows
すべるバー / ゆらゆら帝国
最後の煙草に火を付ける / THE GROOVERS
Second Life / いーはとーゔ
泥んこ道を二人 / ボ・ガンボス
ルーレット / 真島昌利
空がまた暗くなる / RCサクセション
ミュージック / 麗蘭
観覧車の花 / Freebo
GIFT / THE COLLECTORS
風に歌えば / GLIM SPANKY