毎年秋に大阪市北浜・雲州堂で開催する「コーヒーもう一杯」大阪編。
ブルージーなロックサウンドが鳴り響いた去年と打って変わり、カントリー,ブルース,ブルーグラスなどの米国伝統音楽を得意とする「れいじーぴっかーず」と、朴訥とした歌と卓越したラグタイムギターを聴かせる「山羊」、そして大阪編のホスト役とも言える「冬支度」という、生楽器の名手3組による秋らしいイベントとなった。
ご参加のみなさま、今回も楽しいひとときをありがとうございました！
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【今回のイベントで個人的に感じたこと】
れいじーも山羊君もベースとなっているのはカントリーやブルースなどの米国ルーツで、そこに飄々とした日本語詞をのせ歌うスタイルは、70年代のベルウッド・レコードにおける高田渡や加川良や西岡恭蔵などから脈々と受け継がれてきたものだ。
それらの”日本のフォーク”を愛好する僕としては、それらのレジェンドにも引けを取らないパフォーマンスをする現行のミュージシャン達がいて、個人的にも知遇を得ていることが単純に嬉しい。
そんな彼らと比べると、冬支度のスタイルはやや異なり、どこか都会的な香りがする。
さながらフォーク・ロックやサイケの時代におけるサイモン&ガーファンクルのような清廉な佇まい。
個人的に、僕は今回のブッキングでそれを再確認し、それと同時にバンドやソロ,エレキにアコースティックと、様々な現場のブッキングを違和感なくこなしている冬支度の特異性を改めて感じた次第だ。
やはり、そんな稀有な存在である冬支度と密接に付き合わせていただいていることも、イベント主催者だけでなく一音楽好きとして非常に嬉しい。
DJ セットリスト
Look In The Mirror / Scott McKenzie
On Your Own / Marc Ellington
古都 / 風
Honky Red / Murray McLauchlan
Headed For The Country / Swampwater
風 / ジプシー・ブラッド
Gypsy Blood / Graham Parker
Just Like Me / Colin Hare
The Village Green Preservation Society / The Kinks
When I’m Dead And Gone / McGuiness Flint
Only Time Will Tell / Ernie Graham
Going To Acapulco / Bob Dylan & The Band
Lookin’ Out My Back Door / Creedence Clearwater Revival
古い時計の / 吉川忠英
今夜君と / さとうじゅん
ひたすら / 乱魔堂
Old Time Feelin’ / Humble Pie
月にてらされて / Hi-Fi Set
Chestnut Mare / The Byrds
がぁでぃあん / アジマカズキ
十一月の寓話 / 吉上恭太
望遠郷(ぼうえんきょう) / いちやなぎ
風光る / コーラスウォーター
シャララリー / ザ・ハムスターズ
