John Denver / Take Me Home, Country Roads (1971)

John Denver‬
Take Me Home, Country Roads

アメリカのシンガーソングライター、ジョン・デンバーが1971年に発表した楽曲で、深いエコーのかかった流麗なカントリーサウンドにのせて郷愁の念を歌った名曲。
ウエストバージニアやブルーリッジ山脈などの地名が出てくる、典型的なトラヴェリン・ソングだ。


僕がDJを務める自身のイベント『コーヒーもう一杯』において、過去にこの曲を僕は7回かけている。
完全にこのイベントのアンセムと言っていい。
その上、2021年12月に行われた vol.13においては、出演者全員にセッションしてもらったのも、良い思い出だ。

我が国では映画『耳をすませば』の主題歌として知られていることは、今更言うまでもないだろう。
映画で起用するにあたり、ジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏の娘さんが主人公・月島雫と(当時)近い年齢だったため、彼女の意訳で日本語詞が書かれたという。
結果、映画に寄り添う内容となり、原曲の歌詞とメッセージがだいぶ異なっている。

カントリーロード 僕を連れてってよ
僕が育ったあの場所へ
ウエストバージニアの母なる山々へ
僕を連れてってよ カントリーロード

Take Me Home, Country Roads (原曲)

カントリーロード この道 故郷へ続いても
僕は行かないさ
行けない カントリーロード

カントリーロード (意訳)

僕はどちらかというと、中学生らしい稚拙なところが多少あっても、この前向きな意訳のほうが好きだ。
サウンドについては、電子ピアノを用いた映画ヴァージョンよりも、断然原曲のほうが好みだが。
原曲が生まれた経緯についてもなかなか面白いので、こちらを参考に。

ちなみに、月島雫の担当声優である本名陽子が、原曲に近いアコースティック・サウンドで歌っている動画もあり、なかなか興味深い。

2022.8.22